書籍一覧 新刊
中津攸子 小説
『万葉の語る 天平の動乱と仲麻呂の恋』
「仲麻呂を好いたほどの女性なら、心根もしっかりしていよう。つらかろうが仲麻呂の帰りを待ってくれ。仲麻呂は十年、十五年を待つ甲斐のある男だ」「はい……」(「仲麻呂の船出」より)
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46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-419-6 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2019年11月29日
目 次
〈資料〉古代天皇家系図
/藤原氏系図 /八世紀の留学生・学問僧
養老度と勝宝度の遣唐使
一 仲麻呂の船出
鳥かげ /坂上郎女 /噴水 /夕べの鐘 /春日神社参拝
春日の月 /出航
二 玉座を狙う者
美津の浜 /薄雲 /千本の袈裟 /施米 /勅命 /尼僧還俗令
仏子に寄す /音那表彰
三 皇位継承の条件
血筋 /藤原四兄弟 /宴 /勅の回収 /大宰帥
四 藤原氏の明暗
基皇子誕生 /中衛府長官 /皇太子病没 /讒訴 /邂逅
五 長屋王の自決
安宿媛を皇后に /密告 /衛士動く /火急の報 /武智麻呂の力
糾問 /勅許 /自決
六 天平の遣唐船
古麻呂の誓い /光明皇后 /藤原政権の確立 /慕情
玄宗皇帝に拝謁 /仲麻呂帰れず
七 疫病流行
潮鳴り /鏡 /疫病流行 /大伴子虫、東人を斬る /藤原広嗣の乱
八 大仏開眼
大徳行基 /聖武天皇の発願 /都定まらず /安積皇子の暗殺
黄金献納 /正倉院御物 /第十一次遣唐使 /大仏開眼
九 仲麻呂帰国の途へ
栄叡と普照 /席順に異議あり /鑑真和上乗船 /在唐三十六年
古麻呂の便り
十 月光
六角灯籠 /月光
著者略歴